多くの人にとって「脱毛したい」と考える契機となるのは、思春期になって体毛が濃くなったり、脇やVラインのムダ毛が目立つようになってからではないでしょうか。
でも、私の場合はもっと小さな時。それこそ小学校の低学年の頃から毛深いのが悩みでした。
きっかけは親類の何気ない雑談話でした。「○○ちゃんは赤ちゃんの頃から毛深くて、お風呂に入れた時は体に垢がついているのかと思ったわ」。そう言われて、私は子供心に愕然としました。
自分の体毛は尋常じゃないんだ。他の子供たちよりも身体中が毛むくじゃらで、もしかしたら遺伝子レベルで異常な人間なのかもしれない…。
それからは、お風呂に入って自分の体に生えた産毛を見るたびに涙を流していました。こんな毛は全部なくしてしまいたい!そう親にも話しましたが、「剃刀でそると余計に毛深くなるからやめろ」「年を取ればだんだん目立たなくなる」「服で擦れるところは毛が生えなくなる」。何を言ってもそんな気休めしか返ってこず、脱毛には徹底的に反対されました。それでも自力でなんとかしたくて、臑毛を軽石で擦り、皮膚が象のようにザラザラになるまで産毛を痛めつけてみたりもしました。私の皮膚は今でも、当時の傷痕が残っており、軽石で擦ったところだけが明らかにきめの荒い肌になっています。
思春期になり、今まで毛の生えていなかった部分に体毛が生えてきた時は、もう死にたいと思いました。年々濃くなっていく体毛は、体操服や水着で隠せる部分を超えて太ももまで生えはじめ、うっかり毛を抜き忘れた時は周りにバレないかと冷や汗をかくほどでした。
とにかく自分の人生の大半は、毛深いことへのコンプレックスをいかにしてうまくやり過ごすかでした。今のように気軽に若い子が全身脱毛に行くような風潮もなかったから、本当に辛かったです。
これからの時代、永久脱毛はもっと気軽に行うことができるようにと願わずにはいられません。自分のような思いを味わう子供が一人でも減るように。親や周囲の理解を得て、ある程度の年頃になったら不要な産毛は専門医の元で処理できるようになりますように。http://xn--ipw186bp8i.xyz/